
更年期の不調は自律神経の乱れから!上手に乗り切る3つの心得
更年期という言葉はだいぶメジャーになってきました。テレビの健康特集でも取り上げられることもありますし、女性誌でもよく目にします。
でも、あんがい更年期についてしっかり理解している人は少ないように感じます。かくいう私も自分が更年期の症状が出始めてからネットや書籍で勉強したくちです。
現在、私は50代後半。高齢出産だったので子供はまだ思春期真っ只中です。子供が幼稚園、小学校低学年とまだ手がかかる頃は慌しくて、体調が悪くても無理をしてしまいました。
体力がなくなってきたな、と感じたこともありましたが、歳のせいだとあきらめていました。 自分の時間がようやく少し持てるようになったとき、50代に突入です。
あれ、生理いつ来たっけ?もしかして閉経?
この段階になって初めてそれまでのさまざまな不調が更年期障害だと気づいたのです。ちょっと遅すぎますね。
更年期を乗り切るコツ 更年期の症状は個人差があります。軽く済む人もいますが、日常生活にも支障が出るほど重い症状の人、長く続く人など本当にいろいろです。
でも、更年期はすべての女性が経験します。体が大きく変化する節目である更年期を、健やかに過ごして欲しいと願っています。
1、あなただけじゃない!女性なら誰でも経験する更年期
更年期とは、閉経前後の10年間をいいます。閉経年齢には個人差がありますが、日本人女性の平均が約50歳といわれていたので、一般的に45歳~55歳を更年期といっています。
でも、最近はこの平均閉経年齢も少し上がっています。2012年の調査では、52.2歳というデータが出ています。
早発閉経と遅発閉経 早発閉経とは、40才未満で月経がとまってしまうことで、反対に遅発閉経は56歳以上の閉経をいいます。
女性にとって避けて通れない卵巣機能の停止
閉経は卵巣の機能が完全に停止してしまうことなので、女性として生まれたからには避けられない事実です。これは子宮の病気で若いときに手術で切除した場合にもあてはまります。
閉経(卵巣機能が停止)すると卵巣からの女性ホルモンの分泌がなくなります。女性は20代30代の月経の安定した性成熟期と閉経後では、体ががらっと変わってしまうと言っても過言ではないのです。
2、更年期の不調緩和には自分に合った改善方法を見つける
更年期は不定愁訴のオンパレードと言われるほど、心身ともにさまざまな不調があらわれます。
ほてりやのぼせ、多汗などのホットフラッシュは更年期障害の代表選手ですが、それ以外にも意外な症状が出ます。
その人の体質や生活環境、ストレスなどによって種類も程度も違うので、ひとことで更年期障害と言っても治療法や改善法も人それぞれなのです。
自分に合った改善法を見つけることが、更年期を上手に過ごすポイントになります。
3、女の人生まだまだこれから!考え方を変えてみる
更年期の不調は、女性ホルモンの少ない状態に体が慣れるまでの移行期です。今の不調は永遠に続くわけではない、と気楽にかまえることも大切です。
更年期が終わるとその後には老年期が訪れます。いつまでも若くいたいと願う女性にとって、憂鬱になるかもしれません。
でも、歳を重ねてさらにイキイキと輝いている女性はたくさんいます。確かに、若いときに比べて体力も衰えますし肌もぷるぷるとはいきません。
でも、あきらめないでください。同じ年代でも、肌がつやつやしている人とくすみやしわで老けて見える人がいます。
大げさではなく、どのように更年期を過ごすかがアフター更年期のQOLに関わってくるといえるのです。
体が大きく変化する更年期だからこそ、生活習慣やスキンケアを見直して素敵な大人の女性になるときです。
ここからが女性としての第2の人生がスタートすると考えるとウキウキしませんか?